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特殊清掃員の求人について!その仕事内容、資格、給料などを知りたい。

2018年2月22日

過酷な清掃現場のレポートなどで、 テレビや雑誌によく取り上げられるようになった特殊清掃業界。 そこで働くスタッフの「特殊清掃員」については 一般的にまだ詳しく知られていません。 ここでは特殊清掃員の求人をテーマに考察してみましょう。

特殊清掃員とは?

清掃業におけるカテゴリーのひとつとして特殊清掃業があります。特殊清掃とは、事件、事故、自殺、孤独死、孤立死などの現場の清掃、脱臭、補修などを行い、元どおり人が使えるように原状回復させる業務のこと。その従事者を特殊清掃員と呼びます。特殊清掃員は血液、体液、悪臭、害虫、腐食などによりダメージを受けた室内環境を回復させるスペシャリストで、専門的な技術や機材を駆使し、亡くなった方の家族、親戚、相続者、家主、不動産業者など依頼者の要望に対処します。

特殊清掃員の仕事内容は?資格はあるの?

特殊清掃員の主な仕事には次のようなものがあります。いずれも過酷で感染等の危険をともなう作業です。 (1)血液や体液の除去 壁や床に染み付いた血液や体液を、特殊な洗剤やブラシなどを使って、できるかぎり取り除きます。フローリングなどの取れない汚れは木材を張り替えるなどの修繕を施すこともあります。 (2)死臭原因の除去 特殊清掃の現場には死臭が漂っています。その臭いの元となっている部分を撤去します。主な死臭の元は布団ですが、ベッド、床、フローリングまで腐敗臭が染み付いている場合もあります。 (3)害虫駆除 遺体は細菌が繁殖するため、夏季は2~3日、冬季は7~8日で腐敗が進みます。腐敗した遺体からは体液が流れ、強烈な死臭を発するようになります。それがハエやゴキブリを呼び、害虫の大量発生につながります。これらの害虫駆除も特殊清掃員の仕事です。 (4)悪臭の除去 特殊清掃の最終段階で特殊清掃専用に開発された消臭剤や消毒剤を使用し、それまでの作業で落とし切れなかった悪臭を除去します。仕上げにオゾン脱臭器を1~2日稼働させることもあります。 (5)遺品整理作業 部屋に残された遺品を仕分けし、残すもの、リユースやリサイクルに流すもの、廃棄するものなどに分類し撤去します。 (6)ご供養の手配 特殊清掃の現場には、神棚、仏壇、位牌、人形、思い出の写真などが残されている場合があります。こうした故人の想いが込められたものは、僧侶などがご供養でお焚き上げをします。特殊清掃員は故人の冥福を祈りつつご供養の手配等にあたります。 以上のような仕事をするのが特殊清掃員ですが、特殊清掃員になるための資格は特に定められていません。ただし業務に従事する都合上、自動車運転免許証は持っていたほうが有利といえるでしょう。また遺品整理士という資格もありますので、取得しておくと役に立ちます。遺品整理士は一般社団法人遺品整理士認定協会が認定するもので、遺品整理の取り扱い手順や遺品整理に関わる法規制等の知識を正しく理解するための資格です。特殊清掃員にとって遺品整理や生前整理は“特殊清掃の基礎の基礎”のようなものですから、遺品整理士の資格を取得しておくと何かと心強いと思います。

特殊清掃員になるにはどうしたらいい?

テレビや雑誌で特殊清掃の様子を知って興味を持ち、「特殊清掃員として仕事をしてみたい」と思う方もいらっしゃるようです。その動機はさまざまですが、おおむね次のように考える方が多いようです。 ・やりがいがありそうだ ・人の嫌がる仕事だから給料がよさそう ・これから伸びる業種だ ・自分に向いていそうだ ・依頼者から喜ばれる仕事だ もし真剣に特殊清掃員になりたいと思ったら、インターネットで特殊清掃業者を検索し、求人があるかどうか問い合わせてみるのが近道です。なぜならハローワークや求人誌ではなかなか特殊清掃員の募集を見つけられないからです。まだまだ新しい職種ですし、業務も特殊なため、求人としては一般化していないものと思われます。ですから自分にとって通いやすい地域の業者を探してアプローチしてみてはいかがでしょうか。 『求人から一人前の特殊清掃員になるまでの流れ』 (1)特殊清掃を業務としている業者を探す (2)電話かメールで求人があるかどうか確認する (3)求人があれば応募する(最初はアルバイト採用のケースが多い) (4)数か月働いて自分が特殊清掃員に向いているかどうか考える (5)2~3年働いて経験を積み、正社員として採用してもらう (6)特殊清掃員として活躍する

気になる求人内容!給料や待遇は?

特殊清掃は人の死を始末する仕事のひとつです。ですから軽い気持ちでできる仕事ではありません。亡くなった方への敬意も必要ですし、依頼者の方への配慮も必要です。そして作業そのものは過酷で耐え難いものです。 こうした特殊清掃の業務に従事する以上、かなりの高給が取れるのではないかと考えがちです。確かに以前はそうでした。特殊清掃の草創期は業者も少なく、仕事内容もあまり知られていませんでしたから、かなりの収入を得ることができました。しかし今は違います。2000年代には月収50万円程度といわれていましたが、現在は月収25~30万円程度が相場といわれています。これは人材の供給過剰や、業界が注目されて業者が増えたため価格競争が起きているのが主な原因といわれています。 特殊清掃員の待遇としては勤務時間8:00~17:00で週休2日などが一般的ですが、業者によって異なります。また依頼者の希望に応じて早朝や夜間に作業を行うケースもあります。時間差出勤したり、超過勤務手当をもらったり、業者によって違いはあるものの、待遇はきちんとしているケースが多いようです。

特殊清掃の現場の実態とは?

ここでは念のため特殊清掃の現場について、具体的に説明しておきましょう。特殊清掃は事件、事故、自殺、孤独死、孤立死など不自然な経緯で死を迎えた遺体の影響を残した部屋を清掃し原状復帰させる作業です。 特殊清掃についてよくご存じない方は、遺体のある場所を清掃するイメージを抱いているかもしれませんが、それは誤解です。特殊清掃員が遺体と対面したり、触れたりすることはほとんどありません。なぜなら不自然な死を迎えた遺体は警察が検視のために運び出してしまうからです。特殊清掃員が呼ばれる頃には、警察の現場検証も終わり、規制も解除されています。 特殊清掃の現場が過酷なのは、そこにあった遺体が激しく損傷していた場合です。たとえば一人暮らしの人が誰にも気づかれずに急病で亡くなったようなケースでは、腐食した遺体から血液や体液が流れ出し、それがベッドや床に染み込んでしまいます。特殊清掃員は自分たちがその血液や体液に触れて何らかの菌に感染しないように注意しつつ、黙々と汚染を除去していきます。これは危険で過酷きわまりない作業です。 また入浴中に突然死した一人暮らしのケースも悲惨です。湯船につかった遺体は次第に水に溶けはじめるため、警察等が遺体を搬出した後には遺体の一部が溶解した水が残されます。そのまま流すと排水が詰まってしまうため、特殊清掃員が溶けた遺体の一部をすくいだし、しかるべき手続きにそって処理することになります。このように特殊清掃の現場の実態は過酷なものだと覚悟しておくべきです。

過酷な現場に入る心構え

特殊清掃員が現場に入る際に必要な心構えをいくつか挙げておきましょう。 ・死者に対する敬意を払うこと/遺体はすでに運び出されているとはいえ、現場には亡くなった方の生活の痕跡や思い出が残されています。金銭、貴重品、必要書類はもちろんのこと、写真や手紙なども粗末に扱わず、適正に仕分けして処理するように心掛けます。 ・自分たちや関係者を感染から守ること/現場に血液や体液が漏出している場合は、それらに触れないよう注意し、感染を防ぎましょう。特殊清掃員は規定の防護服を着用するなど特に注意が必要です。 ・手順に沿った作業をすること/多くの場合、特殊清掃について業者独自のマニュアルが整備されています。その手順に沿って作業を進めるようにします。なぜならマニュアルにはその業者の経験と実績による成果が満載されているからです。 ・プロとして確実に原状復帰させること/どのような現場でも元どおり原状復帰させるのが特殊清掃員の使命です。汚染、悪臭、害虫などあらゆる問題に対して解決策を講じ、最終的に依頼者の満足が得られるように努めます。 いざ特殊清掃の現場に入るとなったら、新人もベテランもありません。そこには過酷な現場との戦いがあるのみです。いろいろな事例をあらかじめ知っておき、あらゆる事象に対処できるよう心構えをしておきましょう。

ネクストの特殊清掃員求人票

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